京子と快蔵の本とCD
佐竹京子著書
『軍政下奄美の密航・密貿易』
南方新社出版
佐竹京子編著
戦後の混乱期から日本復帰までの8年あまり、奄美民衆はアメリカ軍政下におかれ、孤立した状況を余儀なくされてきた。それでも軍政府の監視をくぐり、人々は波濤を越えて日本本土を目指した。命を賭して彼らが求めたものは何か。多くの体験者、遺族の証言から当時の情景が鮮やかによみがえる
定価2,100円
(本体2,000円+税)
証言集・奄美の戦後史
第1章
・密航船「宝栄丸」中之島沿岸遭難事件
1946年(昭和21年)8月、40トン足らずのおんぼろ木造船「宝栄丸」は、鹿児島から奄美へ向け手て出航した。「2・2宣言」により本土との分離政策が施行されたばかりの盆の季節だった。ふるさと恋しと望郷やみがたい満州引揚者や復員軍人を乗せ、150人の乗船予定をはるかにオーバーしてぎゅうぎゅう詰めだった。「何、たった24時間の辛抱さ」と、よぎる不安を隠しての航海は、6日目、とうとうエンジン故障のため航行不能となった。宝島も過ぎ、水平線上にふるさと奄美大島の島影が長々と横たわる姿を目の当たりにしながら、宝栄丸ははたと立ちすくんだ。折りしもトカラの洋上には台風をはらんだ強いはえ(南風)が立ちはじめて・・・・・
遭難の当事者や救助にあたった人など、20名の方々からお話をお聞きした正真正銘の聞き書きです。まるで昨日の出来事のようにリアルに迫って、息を呑む思いがします。
第2章
・金十丸と教科書密航事件
1948年(昭和23年)6月、教科書もノートもえんぴつもなかった奄美の教育界に、多大な功績を残した二人の教師の果敢な行動力。神戸港にドック入りする金十丸は、またとないチャンスだった。人生をかけた教科書調達のいきさつが、13人の証言者によって語られていきます。
第3章
・「日本復帰」密航陳情団
第4章
・密航体験記、波濤を越えて
第5章
・密貿易時代
・座談会・密貿易は奄美経済の担い手だった
第6章
・密貿易体験記・12人の証言
資料
・年表でみる米軍政下時代の占領政策
ロックバンド3mm(3ミリメートル)
快蔵(かいぞう)Gt,Vo
つかさ
Ba,Vo
ムイチ
Dr
奄美出身者2人と佐賀出身1人の3人組
快蔵(かいぞう) ギター・ボーカル
つかさ ベース・ギター・ボーカル
ムイチ ドラム
昨年'07年10月に自主制作のCD
「知られざる世界からコンニチハ・I Know thE world 」
を発売しました。
1,500円
No | 曲 名 | 担 当 | |
---|---|---|---|
1 | I know the word | 詞と歌 | 快蔵 |
2 | ユウレイ | 詞と歌 | つかさ |
3 | waiting | 詞と歌 | 快蔵 |
4 | mother | 詞と歌 | 快蔵 |
5 | スリーブ | 詞と歌 | つかさ |
6 | 月桃 | 詞と歌 | 快蔵 |
♪〜 さあ始めよう
待つだけの日々は終わり
雲は流れた
すりへらした靴に履きかえ 息をきらせて〜♪
という歌詞からはじまる歌は、青春真っ只中の3人の若者たちの、情熱と希望だけがらんらんと輝いてるような迫力があります。
私の息子・森 快蔵(かいぞう)たちをどうぞ応援してやってください。