奄美大島紬と泥染めについて
奄美大島の特産品のひとつに本場奄美大島紬があげられますが、 奄美大島紬の特徴が泥大島です。 泥大島とは、簡単にいえば泥染めをした絹糸で織り上げた奄美大島紬のことです。 気の遠くなるようないくつもの工程を踏んで一反の反物に織り上がる大島紬。 簡単に説明するのはたいへんむずかしいことですが、基本になるのが泥染めです。 奄美大島ならではの古代地層特有のきめ細かい泥の粒子が、 繊細な絹糸を痛めることなくしなやかに染めあげてくれます。 また泥には、日本人に欠乏しがちな鉄分が豊富に含有していますから、健康にもたいへんよいとされています。 当店では奄美大島紬の泥染めの染めの技法をそのまま、Tシャツやブラウス、布染めにしたもので洋服などの製品にしています。
泥染めの染色工程
奄美大島の泥染めの染色は、テーチ木(車輪梅)染めと泥染めの繰返しです。
テーチ木(車輪梅)の幹と根をチップにしたものを大釜で煮出しているところ。 約14時間煮出します。
煮出したチップは焚き物に。灰はあくまき用の灰汁にする。(あくまきとは、灰汁に漬けたもち米を蒸した保存食)。
こうして出来た茶褐色の液汁で布地を染めます。 何度も繰り返して染めるうち、テーチ木から出たタンニン酸によって糸はしだいに赤褐色に変っていきます。
テーチ木染め3回〜石灰ですすぎ洗い1回
テーチ木染め3回〜石灰ですすぎ洗い1回
テーチ木染め3回〜石灰ですすぎ洗い1回
テーチ木染め1回後
田んぼに入り泥染めを5回
これを一工程として最低三工程染める
工程の途中で柄を入れたり、色を変えたり、さらに濃く染めることもある。
この工程の繰返しでテーチ木のタンニン酸と泥の鉄分とが化合していきます。
こうして布地の繊維はやわらかくこなされ、決して化学染料では合成し得ない独特の渋い黒の色調に染めあがるのです。
紬用の白い糸が染まるまでを順に並べています。 左から、原料糸、シャリンバイ染色1回、シャリンバイ染色18回、シャリンバイ染色36回、シャリンバイ染色36回と泥染1回、シャリンバイ染色56回と泥染4回
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